Works|演奏作品
mimesis II
- 複数の管楽器のための
作品について
耳を澄ませば四方から聞こえてくる、ぽつぽつとした点状の音。時には鳥の群れが一斉に飛び立つように音が連鎖し、時には静寂が訪れる。次第に音は線状になり、ついには鳥や虫、動物たちの大合唱を聴いているかのような音のうねりに飲み込まれる。ぐるぐると旋回する音の連鎖、その中で一つの「音の形」を探しにゆく。それはいったいどんな形なのだろうか……?
「mimesis」はギリシャ語で「模倣」という意であり、一定のルールに基づいて奏者が音を模倣しあうことで楽曲が進んでいく。楽譜に記されたメロディやリズムを再現する一般的な西洋音楽とは全く異なり、奏者の身体的感覚のズレや奏者同士のコミュニケーションによって紡がれる「生きた音楽」を実現しようとする。
本公演では、もともと3名以上の鍵盤ハーモニカのために書かれた「mimesis」を再構築した管楽アンサンブル編成のための作品「mimesis Ⅱ」として初演する。演奏する楽器や人数に決まりはなく、五線譜を読む必要はほぼないため、楽器初心者・経験者関係なくその場にいる不特定の奏者で演奏可能である。編成や難易度の垣根を超えた「フレキシビリティ」の先に生まれる、豊穣で美しい音楽表現を体感しよう。(湯地)
編成
- Flexible